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賃貸diy

内窓diy/賃貸でもOKお洒落な開き窓を自作! 木枠や寸法もご紹介

 

こんにちは、aricoです。
今回の記事ではdiyで作った開き窓タイプの内窓をご紹介します。

内窓は二重窓とも言われてますよね。
既存の窓の内側にもう一層窓を設置するというもの。

昨年の冬には二重窓を設ける世帯に補助金も出されていましたよね。残念ながら賃貸物件やdiyした内窓では補助金の対象にはならなかったのですが…

 

それでも内窓って夏は熱い外気を、冬は寒い冷気を凌いでくれて、尚且つインテリアとしても可愛くて、diyに目覚めてからいつか私も作りたい!と長年心の隅で思っていたんですよね。

しかも内窓だと掃除も楽ちん。めちゃくちゃ可愛い格子窓の戸建てに住んでいる友人が私には居るのですが、格子窓だとそれはそれは窓の掃除が面倒で、ほったらかしだと言ってました。

内窓は自分が満足したいだけなので、外側の窓はどうでも良いんですよね。そんな何年も取り掛かることが出来ずだった長年の憧れ!内窓作りの工程をご紹介します。

賃貸でも出来るお洒落な開き窓

まずはbefore/after画像から。

入居当初、窓にはカーテンレールが付いていたのですが、気に入らなくてカーテンレールを外して飾り棚を設置して、原状回復できるブラインドを取り付けていました。(画像左側)

西日が入る窓なのでブラインドはとても機能的で何の不満もなかったのですが、ただただ格子窓がある部屋にしてみたくて、ブラインドとはさよならしたんです。

でもとっても満足しています。(●´ω`●) 眩しいけど…

設置も既存の窓枠にはめ込んでいるだけなので、原状回復も全く問題ありません。
ただ、作るのはなかなか難しかったです。(特に丁番が…)

今回のように開き窓じゃなくて、嵌め殺しタイプならそれほど難しくないのですが…

開き窓タイプの内窓の作り方

開き窓タイプの内窓の作り方の流れはこちら

①窓枠の寸法を測って内窓用の窓枠と窓の材料をカット
②丁番の掘り込みを作る
③窓枠を組み立てる
④2枚の窓の外枠を作る
⑤窓にハーモニカボードをはめる

⑥丁番で窓を窓枠に取り付ける
⑦窓に取っ手を付ける

⑧完成した内窓を部屋の窓枠に設置する

 

窓枠の寸法を測る

既存の窓枠の寸法を正確に測ります。我が家の窓は縦が121㎝横が74㎝でした。

私は作った当時、内窓をギチギチにはめ込まないと!と思っていたので窓枠の寸法通りに1×4材をホームセンターでカットしてもらい

少しずつ何度もヤスリで削りながら、ガチガチにハマるように調整していました。ですが、現在の内窓はガバガバです。(ユルユルってこと…)

時間が経って木材が収縮してしまい、今は出来てしまった隙間に100均の隙間テープをかましています。

そして、万が一倒れてこないように既存の窓枠に元から付いていたカーテン留めのビスを1本外してこんな感じ↓で支えています。(これなら絶対倒れて来ないので安心です!)

寸法通りガチガチに作っても、こんな風にサイズが変わってしまう可能性大なので最初から1ミリ程度小さめに作って、隙間テープで調整するのが良かったなと痛感。(ヤスリで調整する時間が勿体なかった…)

窓枠の寸法が決まったら、そこにどんな内窓を設置したいのか?そしてどんな太さの木材を使用するのか?を考えて、ホームセンターで必要な量の木材をカットしてもらいます。

 

カットしてもらった木材を床に置いて位置を確認、この時に「左枠」「右枠」とか、それぞれのパーツに印を付けておくと迷いません。

 

丁番の掘り込みを作る

窓枠を組み立てる前に丁番を取り付ける位置を決めて、丁番の掘り込みを先に作ります。窓枠を組み立ててからだと掘り込みを作りにくいので、先にこの工程を済ませることにしました。

私、丁番を付けるのがめちゃくちゃ苦手で、この工程が一番苦痛でしたね。掘り込みを作るのも下手、丁番の位置を決めるのもバシッと決まらなくて訳が分からなくなったり…、ほんとに時間がかかりました。

 

まだ組み立ててない状態なので、どのパーツの木材にどの向きで丁番の彫り込みを作るのか?間違わないよう確認しながら作業します。

間違ってしまうとほんっとに最悪なので慎重に。。

 

左の画像が窓を閉じてる状態の丁番で、右の画像が窓を開けた時の丁番の状態。(ガタガタで苦労の後がにじみ出てるわ…笑)

余談ですが、2枚の窓がきちんと閉じるように中央には2ミリの隙間(クリアランスと言うそうです)が必要だとホームセンターの方に教えて頂きました。

窓の方はギチギチに作ってしまうと閉じませんからね、中央は2ミリ、上下はそれぞれ1ミリ小さく作っています。

 

窓枠を組み立てる

丁番の掘り込みと取り付け位置が決まったら、窓枠を組み立てて行きます。今回使用しているのは全て1×4材です。

赤い矢印の位置に下穴を開けてビスを打ち込みます。

 

長めのビスを使用しても、材の幅が広すぎてビスが接合したい材まで届かない場合は、ビスの頭が入る穴(ここでは6ミリ)を材の3分の1くらいまで電動ドリルで開けてから打ち込みます。(意味わかるかな…)

穴は後からダボで隠しても良いし、窓枠にはめ込むので見えなくなるのでそのままでOK。

 

窓枠が出来たらきちんとハマるか確認!この時はヤスリで調整してしっかりギチギチにハマっていました。

 

 

窓の外枠と格子を作る

丁番の工程をクリアして窓枠自体が完成したら山場は越えたようなもんで、後はひたすら作業、作業、作業です。

2枚の窓の外枠を最初に組んだ窓枠と同じ要領で作ります。(窓枠ばかりで紛らわしい…)外枠が出来たら、再度丁番を取り付けてきちんと開くか確認します。

ここまで来ると窓らしくなってきて、めちゃテンションが上る!(●´ω`●)

 

格子になるように横材の位置も決めます。横材はそれほど重さもかからないので、今回は木工用ボンドのみで接着しています。

 

塗装

ここまで完成したら先に塗装してしまいます。組み立ててからだと作業もしにくいので。

使用したのはBRIWAXのジャコビアン、アンティークな色味が好きで馬鹿の一つ覚えのようにこればっかり使っています。(笑)

 

 

 

塗装すると念願の内窓に一歩一歩近づいてる!っと実感できてワクワクします。
床のクッションフロアと色味が同じ、ほんとこの色好きなんです。(笑)

格子の横材も塗装して接着します。

ここからは、5mm各の角材をカットしてこちらも同じように塗装します。この角材は窓ガラス(正確にはガラスじゃなくてハーモニカボードですが)を乗せるための下駄のような役割をします。

 

この作業は地味で楽しくない…
あぁ~早く組み立てたいなぁ~と、やっつけ作業です。

 

 

 

 

ハーモニカボードをはめる

チマチマ塗装していた5mmの角材を、窓の格子の内側にボンドで接着して行きます。1つの格子につき4本の角材が必要で、格子が8個あるので全部で32本の角材を接着しなければなりません。。

 

角材の接着が出来たら、いよいよハーモニカボードを乗せて行きます!(ハーモニカボードも事前にホームセンターでカットしてもらいました。)

ガラス代わりに使用するハーモニカボードは、ポリカーボネートを使われる方もいますが、ハーモニカボードの方が軽くて、透明感が高いので私はハーモニカボードの方が好きです。

またポリカーボネートは現在びっくりするくらい価格が高騰していて手が出ません。^^‘

 

ハーモニカボードを乗せたら、さらに上から押さえとして5mmの角材を再び接着します。ここでもさらに32本の角材が必要になります…

 

得意な方ならこんな面倒なことはせず、トリマーで溝を掘って1枚の長いハーモニカボードを枠にはめるかと思うのですが

たまたま、家にハーモニカボードの小さい端材が何枚も残っていたので有効に使いたくてこの方法になってしまったんですよね。

 

また、私自身トリマーは持っているのですが、そこまで上手く使える技術がないのと、自宅でトリマーを使用すると音と木屑ものすごいんです…

なので面倒でも作業が比較的簡単で綺麗に仕上がる方法を選びました。(それにしても面倒な作業でした。。)

 

 

 

丁番で窓を窓枠に取り付ける

ハーモニカボードをはめて押さえの角材も接着できたら、窓は完成です!完成した窓を窓枠に取り付けます。

 

がしかし、事前に何度も調整して下穴の位置を決めたはずなのに、丁番を使って窓を取り付けると、両側の窓の位置が微妙にズレていたり歪んでいて…、結局再び調整する必要が出てきたんです。

 

ここで困るのが最初に開けてしまった下穴の存在。新たな下穴を開ける必要があるので、最初の下穴が邪魔で新しい穴を開けることができないんです。

 

そこで、最初の下穴を埋めるのに丁度良かったのが竹串!

埋めたい下穴に木工用ボンドを乗せて竹串を突っ込みます。ボンドが乾いたら竹串の不要な部分をカッターで切り落とします。

断面がボコボコしていたらヤスリで平らにして、丁番の正しい位置を決めて(これが難しいんだけど…)下穴を開けて窓を取り付けます。

 

窓に取っ手を付ける

完成した窓に取っ手を取り付けます。

この取っ手はSeriaで購入したもので、ターナーから発売されている、アイアンペイントのアンティークゴールドを塗装したもです。

 

 

 

こういう塗装で質感は変えられるので、100均の取っ手でも十分。

 

取っ手が付くと一気に「窓」になりますよね!

床に窓が置いてあるのも変な光景ですが、こうやって眺めると自分でイメージしていた通りのものが形になって、これまでの労力が一気に吹き飛びます。

これぞdiyの醍醐味で、辞められない!! (●´ω`●)

 

 

 

内窓を部屋の窓枠に設置する

最後に完成した内窓を部屋の窓枠にはめ込みます。

これも最初にガチガチにハマるように調整していたので、すんなりハマると思っていたのですが、1ヵ月くらいかけて作業していたせいか、今度は木が膨張して部屋の窓枠にハマりませんでした… (´;ω;`)ウゥゥ

ということで、また調整の繰り返し。

どの部分が窓枠に収まらないのか?マステで印をつけます。今回はヤスリでは埒が明かないくらいだったので、ひたすらサンダーで削って調整。

伸縮するってことは知っていたけど、木ってこんなに伸縮するんだ…っと実感しました。

 

調整を繰り返して設置は無事完了、取り付けの様子はインスタにリールでアップしているので良かったらご覧下さいね。↓

 

賃貸でも出来る内窓の完成

時間はかかりましたが、念願だった格子の内窓がある空間になってまた1歩、自分のお家が好きになりました!頑張って作った甲斐があります。

 

ただこの窓自体がかなり重い作りになってしまいました。この家を退去する時どうしようかな?っという問題が頭を過ります。(笑)

このサイズの窓ってあまり一般的ではない気がするので、次の家で使うことはまず出来ないだろうし、邪魔だなぁ~と思いつつ捨てられなくてディスプレイになってそう…。

 

ちなみの夜になると、外からはこんな感じ。

 

記事の最初にも紹介したように、設置から1年半近く経過した現在ではガチガチにハマってした内窓も収縮してびっくりするくらいユルユルになってしまいました。

なので100均の隙間テープをかまして、カーテン留めで倒れて来ないように自衛しています。これまで特に問題はありません。

 

ただ、木が収縮したことで開き窓がぱか~っと勝手に開いてしまうようになったので、100均のネオ磁石を使ってカチッと開閉できるようにしました。

また、煽り止めを取り付けて開いた窓を固定出来るようにもしました。

作ってる段階では想像できず対応出来なかった事は、使いながらバージョンアップできるのもdiyの強味。

こうして、念願の開き窓diyは達成しました。
こうなると全ての部屋の窓に内窓を設置したくなるんですよね・・・

 

それはまた別記事でご紹介します。
ここまでお付き合い頂きありがとうございました!^^

 

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