こんにちは、aricoです。
前回、小さな桐たんすをリメイクをした記事を紹介させて頂いたのですが、実は我が家には全部で3種類の桐たんすがあるんですよね。
以前の小さな桐たんすは洋風なチェストにリメイクしましたが、今回ご紹介する桐たんすはテレビ台にリメイクしています。
早速ですがBfore /After の画像をご覧下さい。
もともと2段重ねだった桐たんすを分けて使用すると、高さがテレビ台にちょうど良かった…というこじつけ感はあるのですが(笑)とても気に入ってます。
これまでのリメイクと同様に桐たんすの和テイストを払拭するために
という作業を行っているので、それぞれご紹介して行きますね。
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桐たんすをdiyでテレビ台に /洗い
わが家にあった桐たんすの中で、最も痛みが激しかったのがこの四段の引き出しが付いた桐たんす。
100年分の桐のアクで変色が酷いのは言うまでもないのですが、背面の板が反ってしまって隙間ができているのですが(一番右の画像)わかりますか?
見えない場所ではあるのですが、とにかく酷い状態だったんです。
本来はこの上に食器棚にリメイクした開き戸の桐たんす(別記事でご紹介しています。)をのせて使うように設計されているのですが
痛みがひどくて重さに耐えられるか不安だったこともあり、分けて使用していました。(その方が使い勝手も良かったので。)
桐たんすの洗い方
本格的にリメイクする前に変色した桐たんすを洗います。
引き出しと本体部分に分けてお風呂場で洗います。
シャワーでぬるま湯を掛けながら亀の子たわしでゴシゴシすると、桐たんすの表面のアクや木目を埋めていた砥の粉の残りカスが流れて行きます。
水は一瞬で茶色く濁りちょっと驚きましたが、お風呂場の床や壁に色が移るような事はありませんので、安心して下さい。
洗い終わったら、天日干しします。
この時は7月だったのであっと言う間に乾燥しました。洗う前と洗った後の色の違いに驚き、俄然リメイクを頑張ろうとテンションが上がりました。
画像はないのですが桐たんす本体も同じようにお風呂場で洗って乾燥させています。
桐たんすをdiyでテレビ台に / 背面板の補修
洗って汚れは簡単に落ちたのですが、とにかくボロボロの桐たんすですが、テレビ台にリメイクするには補強する必要があると判断。
背面の反ってしまっている板は思い切って剥がし、100均で販売されている桐の板をのこぎりでカットして、ボンドと釘で塞ぎました。
また、ちょっと分かりにくいのですが上の中央の画像の桐たんすの足部分に、2×4材をカットして桐たんすの裏側の四隅にボンドで固定しています。(外側からは見えません)
この後、乾燥が激しい木肌が気になったので、本来の色を活かしつつ木肌を保護するためステイン、アトムハウスペイントの自然カラー/クリアを全体的に塗装しています。
画像の上から2段目の引き出しが塗装した部分になります。クリアなので本来の色はそのままで少し濃くなったような風合いになり、木肌に保護にもなります。
恐ろしい程に表面が乾燥していたのですがツヤ出て一安心。
全て塗装したBfore /After の画像がこちら↓
画像では伝わりにくいかもしれませんが、洗う前の桐たんすは味というレベルではなく、どう見ても汚れっぽいですよね。
洗ってステインを施した桐たんすは、しっとりとした木の本来の美しさが出てると思いませんか?
桐たんすをdiyでテレビ台に / モールディングを付ける
以前も行っていますが、今回もモールディングを施して新しく天板を取り付ける作業を行います。
桐たんすを2段ずつに単体にして天板の上にモールディングを取り付ける為の板材を天板を囲むようにボンドで取り付けます。
ここに2種類のモールディングを取り付けて行きます。
大きい方のモールディングは一段重ねた板の側面に、細い方のモールディングはその下にボンドで取り付けています。
取り付けは45度のカットして繋いで行きます。詳しい取り付け方はこちらの記事を参考にして下さい。↓
2種類のモールディングを取り付けた状態がこちら。モールディングを取り付けた分だけ当たり前ですが、天板のサイズが一回り大きくなっています。
そのサイズに合わせて新しい天板をカットしてボンドで固定します。
この大きな天板、1枚板を使うと結構お金がかかるんですよね…
なので今回は家にあった集成材の端材を4枚ボンドで繋いでから、ホームセンタで必要なサイズにカットしてもらいました。
構造的に強度を必要としない天板なので難しいつなぎ方はせず(ダボ繋ぎにチャレンジしたけど歪んでしまうので、辞めました。)ボンドと長いクランプで圧着しただけです。
新しく天板をのせることで、たわみも心配せず安心してテレビをのせることが出来ます。
4枚の集成材をボンドで繋いだだけの天板部分とモールディング部分は、ワトコオイルのドリフトウッドとミディアムウォールナットを混ぜて塗装しました。
桐たんすdiyでテレビ台に / 新しい取っ手を付ける
新しい取っ手を付けるため、引き出しに付いていた古い取っ手や金具を全て外します。
桐たんすの取っ手の詳しい外し方はこちらの記事を参考にして下さい。
取っ手を外して引き出しに残った穴はマスキングをしてパテで埋めて乾燥してからヤスリでならし、塗装して目立たなくしています。
下記の画像は違う桐たんすの引き出しなのですが、やり方は全く同じです。
地味な作業が終わったら、いよいよ新しい取っ手を付けて行きます!
今回の引き出しには過去にもお世話になっているこちらの取っ手を取り付けます。可愛くないですか?
凝ったデザインなのにお手頃な値段で、これまでも何度かリピしているお気に入りなのですが、amazonでしか販売されていないので気になる方はのぞいて下さい。
私は9本購入しました!(1本は既存の家具に付けます。)
画像右側の上の2段の引き出しは新しい取っ手で下の2段は古い取っ手のままです。取っ手に関しては好みの問題ですよね。
古い取っ手も、例えばアイアンペイントのアンティークゴールドなどで塗装してもすごく素敵だと思います。
全ての取っ手を付け替えた画像がこちら。桐たんすの和テイストの名残もなく洋風なチェストに見えませんか?
ちなみに今後このように重ねて使用することも考えられるので、モールディングは上段のたんすにしか取り付けていません。
テレビ台として使用している現在の画像がこちら。
テレビ台として使用している右側の方にはモールディングが施されていますが、左側の方にはモールディングが施されていないという状態です。
並べてみると左右ちょっと違和感がありますが、これで良しとします。(笑)
桐たんすをdiyでテレビ台に / 脚を取り付ける
桐たんすをリメイクして作ったテレビ台、しばらく大満足で使用していたのですが、床にベタ置きな外観がだんだんと気に入らなくなってきて、脚を取り付けることにしました。
テレビ台をひっくり返します。
桐たんすは上げ底になっていたので、リメイク時に強度を上げるために適当な端材で高さを合わせて四隅を補強していました。
底板の中央が反ってしまっていたのでその補強の為に、今回2×4材をビスで固定。見えない部分なので塗装は省略しています。
脚は四隅の補強材に重ねて取り付けようと思います。
脚になる部分は、ホームセンターで7㎝の長さにカットしてもらった2×4材を斜めにカットしたものを使います。
斜めカットはホームセンターではしてもらえないので、ここはひたすらノコギリでカットしていきます。
ノコギリが扱いやすい高さの台を用意して、カットしたいものをしっかりクランプで固定して、ガイドとして端材などを当てれば手のこカットもするのはそれほど難しくありません。
高価なものでなくとも手頃な値段のノコギリでも十分カット可能です! 私が使用しているノコギリはこちら。
折り畳み式ではないので持ち運びは少し邪魔なのですが、軽くて扱いやすくとてもよく切れます。替え刃式なのも嬉しい。
手ノコでカットした脚の角をヤスリで軽く落として塗装します。
この時はワトコオイル(ドリフトウッド)→ブライワックス(ジャコビアン)→100均の水性ニス(けやき)を重ねています。
この桐たんす今は分けて使っていますが、もともと二段重ねて使用することが出来るので、念の為、取り外しが簡単に出来るように両面テープで接着します。
四つの脚全て両面テープで接着しました。ひっくり返す時は持ちあげてから向きを変えないと脚が外れてしまうので注意が必要です。
元の状態に戻してしまえば真上から重さが加わりますし、脚の高さもさほどないので両面テープでも問題ないかと思います。
脚付きテレビ台の完成です!!
どうでしょうか!?脚が付いてさらにさらに洋風家具のイメージが定着したと思いませんか?
初めて目にする方はこのテレビ台がもともと桐たんすだったとは想像もつかないんじゃないかと…。
脚があることで埃が溜まってしまうのはデメリットなのですが、少し高くなったことで引き出しがとても使いやすくなりました。
何より一層可愛くなって大満足なのです!
脚付きってだけで何でこんなの可愛くなっちゃうのか…惚れ惚れ!
カラーBOXなども横置きにして今回のようなシンプルな脚を両面テープで付けるだけで、ワンランク上の家具に変身するので、是非参考にしてみて下さい。
この桐たんす家具を活かしながら賃貸でもインテリアを楽しんで生活して行きたいと思います。
長々と私の桐たんすリメイクにお付き合い頂きありがとうございました。その他の桐たんすのリメイクの記事はこちら ↓