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リメイクdiy

桐たんすをリメイクdiy/自分で洋風モダンなアンティーク家具にする方法

 

こんにちはdiy好き主婦のaricoです。

結婚する時に実家にあった祖母の嫁入り道具だった桐たんすを母から譲ってもらい15年。

 

以前住んでいた自宅には畳の和室があったので古い桐たんすもしっくり馴染んでいたのですが

洋室しかない今の自宅ではただただ100年分の汚れが目立ち、インテリアと馴染まないことがネックで処分も考えていました。

 

ネットの情報を参考に洗ってみたところ簡単に汚れが落ちてナチュラルな木肌が表れたので、これは捨てずに使い続けたい!と思い

リメイクして洋室に似合うアンティークモダンなチェストにリメイクすることにしました。

 

桐たんすの洗いのBefore/After画像がこちら ↓

この色の違い!すごくないですか?? ですがこの汚れは簡単に落とすことが出来るんです。桐たんすの洗い方はこちらの記事で紹介しています。↓

桐たんすをリメイクdiy/洗って汚れを落として変色を綺麗に!昔ながらの桐たんす。古くて状態の悪いものは買い取りも難しく処分されがちです。そんなボロボロの桐たんすを自分でリメイクしてみたくなり、まず変色のひどさを何とかするために自宅で洗ってみました。 ...

 

そして、ザ和風な桐たんすを洋風モダンなアンティークチェストにリメイクする為に私が行った作業がこちら

天板にモールディングを取り付ける
②上段の引き戸を開き戸に変える
③引き出しの引き手を全て付け替える

それぞれ紹介していきます!

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桐たんすリメイクDIY/自分で洋風モダンにする方法

本格的にリメイクしていく前に、私の桐たんすは作られてから100年以上経過しているため、もうほんっとにボロボロなんですね…(笑)

そして、背面の板が反って浮いてる箇所が多々あったのでそれを修理します。

 

画像は桐たんすの後ろ側。これだけの面積の部分の板が反っていたんですが、その部分をバキッと折って外しました。

そして、修理といっても職人さんのような技術力はないので、100均で買った板材を木工用ボンドと釘で打ち付けています。

100均で売ってる板材は桐材が多いのでめちゃ助かりました!(ホームセンターで桐材を買うよりも安い!)

安易な修理ですが自宅用なの十分!これで安心して長く使えます。最低限の修理が出来たので、ここからリメイク作業をしてきます。

 

桐たんすリメイクDIY/ モールディングを取り付ける

洋風モダンなアンティークチェストにするには、外観を変えて桐たんすの和テイストを何としても払拭する必要があります。

そんな洋風っぽい家具に見せるにはモールディングの取り付けが一番!

 

モールディングとは?

そもそもモールディングとは何のか?を説明すると、建築物や家具に施される縁どりのことで、刳形(繰形くりかた)とも言うようです。

天井と壁のつなぎ目など部材が変化する部分に施されることが多く、西洋建築や輸入住宅の豪華な装飾をイメージするとわかりやすいかと思います。

 

こちらの投稿にたくさんの種類のモールディングが映りこんでますよね。

最近では室内や家具を装飾する目的で、木材やプラスチックや樹脂で出来たものなど様々な素材のモールディングが販売されているので手軽にインテリアを変えることが出来ます。

 

費用は少しかかるのですがアンティークな家具を買うことを考えると安上りですし、やり方を知っているといろいろ応用が利くのでワンランクアップなDIYが可能です。

何よりもグッとイメージが変わるのが一番の魅力です!!

 

私はホームセンターでモールディング材を調達しましたが、ネットで購入する方が品揃えは良いです。

 

 

 

桐たんすリメイク/モールディングの取り付け方

私のモールディング取り付け方法をご紹介します。

モールディングの取り付け方の基本は45度にカットして繋いでいくです。(額縁をイメージするとわかりやすいかと思います。)

 

ちなみに私の取り付け方は、DIYでお家を建てられた「丸林さんち」シリーズの本を参考にしています。

 

 

丸林さんち」シリーズのDIY本は見てるだけでワクワクする本で、家族でこんな家づくり出来たら最高だろうなぁ溜息ものに憧れます!

そんな「丸林さんち」のDIY本で知ったモールディングの取り付け方は

 

①モールディングを取り付けたい家具の天板の上に一段板を重ねます。

図で説明するとこんな感じです↓

実際の画像はこちら ↓

家に溢れてる端材を有効活用したかったので木の厚みが足りず説明では1段になっているところが2段になってしまっていますが

モールディングが取り付けられる厚みがあれば重ねる板は1段でOKです。

 

 

②取り付けたいモールディングを45度にカットします。

カットする向きを間違いやすいのでモールディングを取り付ける状態を想定して、その真上から見て45度にカットします。

また45度にカットするには取り付ける辺の長さよりも余分に長さが必要になります。モールディングの長さに余裕を持たせておいて後から長さを調整します。

 

③45度にカットしたモールディング同士をボンドで接着していきます

私はボンドのみで接着しましたが、さらに隠し釘で固定するとより頑丈です。

 

左右と前面にモールディングを取り付けるとこんな感じになります。(後ろの面は壁に当たるので取り付けていません)

 

④ひと回り大きい天板を貼り付ける

最終的に一回り大きい板で覆うので、モールディングを取り付け後の天板全面にボンドを塗ります。

 

私はモールディングを取り付けた面の縦と横の長さが プラス5ミリの天板 をボンドで接着しています。

 

これでモールディング部分は完成。色の違いで違和感はありますが、重厚感が出て来たのでテンションが上がります!

 

そして、この時点で塗装しました。100均の桐材で補修した背面板も裏からと表からも塗装しています。

 

モールディング部分は檜材なのでどうしても本体の桐たんすとは塗料ののり方が同じにはならないですが

出来るだけ一体感が出るように、後からワックスを塗り重ねたりして違和感が出ないようにしました。 が、最後は妥協です。(笑)

使った塗料はこちら

・修理部分やモールディング部分 → ワトコオイルの「ドリフトウッド」
・桐たんす本体 → 水性アトム自然カラーの「クリア」

 

 

 

桐たんすリメイクDIY / 引き出しの取っ手を付け替える

塗料が乾燥したら桐たんすの引き出しの取っ手を外していきます。

桐たんすなどの和家具には取っ手部分が出っ張らない機能的な取っ手が付いているのですが、今日でさよならです。

 

桐たんす/取っ手の外し方

桐たんすの引き出しの内側はこのように丸い金属のカバーが取り付けてあるのですが、これをマイナスドライバーなどで浮かせます。

カバーを外すと割ピンのような金属がお目見えするので、この金属もマイナスドライバーを使って起こしていきます。

 

抜きやすくするために出来るだけ木に刺さっていた金具を垂直に起こして…

 

引き出しの表側から「てこの原理」の要領で抜いて行きます。

 

引き出し全部の取っ手を外したのですが、外した穴が目立つので埋めて行きます。

 

穴の周りをマスキングして

 

補修用のウッドパテを埋め込みます。補修用なので上から塗料ものせることが出来ます。

 

マスキングを剥がして

 

乾燥してからヤスリでならして…

 

少量のブライワックス(チーク)で塗装しました。

 

穴の周りの丸い凹みが気になりますが、新しく取っ手を付ければさほど気にならないかと思います。

 

 

桐たんすの取っ手を付け替える

さぁ、ワクワクの作業! 桐たんすに新しい取っ手を付けて行きますよ。

 

輪っかの取っ手は楽天で購入したものです。

 

もう一方の凝ったデザインの取っ手はseriaで購入しました!100円でこのクオリティってすごくないですか!?

 

2種類の取っ手のどちらを付けようかとめちゃくちゃ悩んだのですが、取り敢えずは気に入って買った輪っかの取っ手を付けることにしました。

 

出来上がりは最後の画像で確認して下さいね。^^

 

桐たんすをリメイクdiy/ 引き戸を開き戸に変える

続いて行った作業が桐たんす上段にある引き戸を開き戸に変える作業。小さな引き戸を2枚とも外して、ここからはホームセンターで作業をさせてもらいました

 

引き戸の扉4か所に穴を開けて、1か所の穴から電動糸鋸の刃を出してカットして行きます。

 

扉の内側をカットします。

 

家に持って帰って、くり抜いた扉の内側に5ミリの角材をボンドで接着していきます。

 

取り付けた角材の上に中空ポリカー(クリア)をのせて、その上からさらにモールディングを四辺にボンドで貼り付けます。

この方法だと溝を掘ることが出来るトリマーが無くても、中空ポリカやアクリルなどをはめ込むことが出来るので、私はよく使う方法です。(ホームセンターの元家具職人の方から教えて頂きました!)

 

モールディングを取り付けた扉がこちら。DIYといえどグッと高級感が出ますよね。

 

モールディング部分も塗装して(ブライワックスのチークを使いました)扉は完成。

 

いよいよ本体に扉を付けていくのですが、もともとは引き戸だったので扉の側面に丁番を取り付ける掘り込みを作っていきます。

100年以上経ってる桐材なので柔らかく、彫刻刀で楽にほることができました。

 

引き戸だった扉を無理やり開き戸にしているので、丁番で取り付けた後微調整して行きます。

 

案の定、丁番で取り付けた扉を閉めると綺麗に閉まらず扉が重なってしまいました。

 

片方の扉の側面をヤスリで削ってきちんと閉まるように調整します。(開き戸には小さなつまみの取っ手を付けましたよ。)

 

桐たんすリメイクDIY/ 洋風モダンなチェストの完成

天板にモールディングを取り付ける
②上段の引き戸を開き戸に変える
③引き出しの引き手を全て付け替える

3つの工程全て終了して完成しました ♪ こちらは取っ手が輪っかバージョンです。

 

こちらはseriaのアンティーク取っ手バージョン、どちらがお好きでしょうか??

開き戸の扉は削ったお陰で無事に閉まるようになりました、内側にマグネットキャッチを取り付けたら完璧ですね。

 

こちらが Before / After 画像

桐たんすの和テイストは払拭され、洋室に合うお気に入りのチェストになりました!めちゃくちゃ嬉しいです!!

 

部屋のインテリアに合わなくてボロボロで汚いイメージさえあった我が家の桐たんすですが、今となってはその辺では買えない貴重なアンティーク家具になりました。これからも長く愛用して行きたいです。

 

もともと自宅にあった材料なども使用しているので、リメイクするのにどれくらいのお金がかかったのか正確な金額は言えないのですが、1万円以内で出来た感じです。

 

もし桐たんすを持て余してる…っという方は、モールディングを付けたり、扉を変えたりは難しいかもしれませんが洗って塗装して取っ手を付け替えるだけでもすごく変わると思います。

 

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ここまで読んで頂きありがとうございました。

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