こんにちは賃貸暮らし14年のaricoです。
以前、賃貸住宅の家賃値下げ交渉に関する記事を紹介させて頂いたのですが、今回は賃貸住宅の火災保険に関して我が家の体験談を踏まえてご紹介したいと思います。
賃貸住宅の契約時に仲介業者から火災保険の加入の説明を受けてさらっと指定の火災保険に加入した方が多いのではないでしょうか?
わが家も契約時に仲介業者の言われるがまま2年更新の火災保険に加入しました。あれって、紹介料が保険会社から仲介業者に入る仕組みになっているんですよね。
もちろん、いろんな入居者が住むことになるので個々で保険に加入されると補償内容が各部屋で異なってしまい管理がしにくいという面もあるかと思います。
ですが火災保険の内容を見直してみたら我が家には不釣り合いな内容だったので、自分たちで加入することはできないか?と思い動き出しました。
この記事ではそんな賃貸住宅の火災保険に関して
保険を乗り換えた我が家の体験談
賃貸住宅の火災保険は強制で絶対に加入しなければならないのか? 賃貸住宅の火災保険の相場はいくらなのか? 賃貸住宅の火災保険は自分で加入できるのか?
についてまとめています。
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賃貸住宅/火災保険は自分で加入できる?
結論から申し上げると、賃貸住宅でも火災保険は自分で加入することができる場合があります。
どういうケースであれば火災保険が自分で加入できるかというと、契約書の火災保険の項目に「指定」という文言があるかないかで判断できます。
契約書の火災保険の項目に「指定した保険に入るものとする」という文言があるかないかで判断!
我が家が交わした契約書を確認したところ、下記のような文言が記されていました。
乙(借りる側)は甲(オーナー)または○○株式会社(管理会社)が指定する火災保険に加入するものとする
なので本来であれば我が家の場合、現在加入している火災保険を解約して自身で選んだ火災保険に加入することは出来ません。
ですが、ちょっと強引な方法で火災保険を乗り換えることができたので後程紹介しようと思います。
火災保険加入は強制?
そもそも賃貸住宅の場合火災保険加入は強制なのか?入らなくてもいいんじゃないの?と思っている方もいらしゃるかもしれません。
結論から言うと、賃貸住宅の火災保険の加入は法的には強制力なく任意となっています。
絶対に入らなければならいものではありませんが、部屋を借りる場合には火災保険への加入は入居条件となっている場合が多いので現実的には加入が義務付けられているようなものですよね。
それでも頑なに火災保険に加入するのを拒否するのであれば部屋は借りるのは難しいかもしれません。
借りている部屋で万が一、火災や水漏れ等の事故が起こってしまったら自身で賠償することになってしまいます。
その安心を買うためにも任意といえど火災保険には加入しておく必要があります。そのうえで自身に必要な保険を選べば良いと思います。
賃貸住宅/火災保険の相場はいくら?
賃貸住宅の火災保険の相場は、保険会社や保険の内容によって異なりますが、我が家がこれまで住んだ2軒の賃貸住宅の管理会社指定の保険料は、2年で2万円だったのですが、
火災保険の見積もり調べることが出来るサイトを見たところ、一番安いもので12000円、一番高いもので32000円という値段の幅がありましたが、
なので、我が家が支払っていた20000円は補償内容も考慮すると妥当な金額だったのかと思います。
ちなみに現在、加入している管理会社指定の火災保険の補償内容はこのような内容となっています。
保険期間 | 2年 | 20000円/2年 |
家財保険 | 400万円 | 火災や落雷、風災などの災害によって家財が損害を受けた場合に補償を受けられる保険 |
家財地震保険 | なし | |
借家人賠償責任 | 2000万円 | 入居者が火災や水漏れなどの事故によって物件に損害を生じさせ、大家さんへ賠償責任を負った場合に損害賠償金などを保障する保険借家修理費用100万円 |
借家修理費用 | 100万円 | 大家さんに対しての損害賠償責任はないものの賃貸借契約に基づいて修理した場合(例:空き巣に入られ窓ガラスが割れたしまったなど) |
個人賠償責任 | 2000万円 | 誰かにけがを負わせてしまった場合や、上下階・両隣の物件に被害を与えてしまった場合に保障される保険、自転車で通行中に通行人にけがを負わせてしまった際などにも補償を受けることができる。(自動車保険などの特約でカバーされている場合もある) |
地震災害費用 臨時宿泊費用 被災転居費用 |
各20万円 | 条件により支払われる |
万が一の保険なのでイメージがし辛いのですが我が家の場合は、家財保険の補償金額は400万円もいらないんじゃない?という結論に辿りつきました。
賃貸なので戸建てよりは圧倒的に家財道具は少ないですし、高級な家具やブランド物の衣類や貴金属があるわけでもありません。
家具の半分近くは私がDIYして作ったものなので、手間はかかってますが費用はそこまでかかっていません。
なので、家財保険の金額をもう少し低く設定している保険を探して乗り換えようか?ということになりました。
賃貸住宅/指定の火災保険を解約自分で加入
火災保険を見直して乗り換えようという結論に至ったのですが一番最初にお伝えしたように、管理会社と交わした契約書にははっきりとこの文言が記載されていました。
乙(借りる側)は甲(オーナー)または○○株式会社(管理会社)が指定する火災保険に加入するものとする
なので契約上は火災保険を乗り換えることはできないだろうなぁと思っていました。
ですが、ネットで情報収集すると乗り換え「出来る」という意見と「出来ない」という意見があったので、直接保険を取り扱っている窓口に相談しに行きました。
と濁されてしまいました。
そこで、我が家はちょっと強引なのですが「火災保険変更しても良いですか?」と聞くことは避けて火災保険の更新時期に管理会社にこう連絡してみました。
検討先の担当者から、借家人賠償責任の金額条件があるか確認するよう言われております
のでご教授のほどお願いします。
と・・
借家人賠償責任は火災保険の中でも大家さんに関わる保険なので、その補償金額に関しては確認しました。(家財保険や個人賠償責任の補償金額は我が家で判断すれば良いことなので・・)
すると、管理会社からの
という返事を頂きました。
わが家の策が功を奏したのか?定かではないのですが、火災保険を変更する事に関して咎められることなくすんなり返事を頂けたので、新たに加入する火災保険を現在検討しています。
賃貸住宅/火災保険見直しポイント
現在、新たに加入する火災保険を検討中なのですが、我が家の場合は借家人賠償責任の補償額が2000万円の保険という内容を守れば良いので、安いものであれば2年で8000円~という保険もありした。
家財保険の補償金額によって値段が大きく変わってくるので、その金額をいくらに設定するか?がポイントになるかと思います。
保険会社のサイトで家族構成から家財保険の設定金額が紹介されていますがあくまでも目安なので、自身のライフスタイルにあった金額を設定すれば良いと思います。
この表でいくと我が家の場合は家財保険の目安は1520万円ですが、全てに家財道具が無くなったとしても、新たに生活を始めるのにここまでの金額は全く必要ありません。
引用:https://www.nissen-life.co.jp/kasai/more/choice/21/
ですが家財保険の金額を安く設定してしまうと万が一、保険が適応されるような状況になってしまった場合満額支払われない場合もあり、保険が適用され支払われる条件は各保険会社によってかなり細かく設定されています。
契約する前に十分に契約書を読み込む必要があり、わが家も現在詳細を読み込み検討中です。加入した火災保険内容に関しては決定次第ご紹介しようと思います。
<2021年6月追記>
検討中だった火災保険が決定しました。わが家が新たに加入した火災保険の内容は
保険の対象・・・家財一式
家財保険・・・200万円
修理費用・・・300万円
借家人賠償責任・・・2000万円(この金額が管理会社から指定されています)
個人賠償責任・・・1億円
被害事故法律相談費用等・・・30万円
補償される費用保険金等・・・残存物取片付け費用保険金・損害帽子費用
保険金額は1年間で5000円だったので、これまで契約していた保険料の半額になりました。
賃貸住宅/火災保険は自分で加入できる?まとめ
賃貸住宅の火災保険に関して結論をまとめると
一般的な火災保険の相場は2年で2万円程度
賃貸住宅の火災保険は強制ではありませんが、加入しないと部屋を借りることは難しいかもしれません。
契約書に「指定」の文言が無ければ火災保険は自身で加入することが出来ますが、契約書に「指定」とあればできない場合も。。(我が家は「指定」がありましたが変更できました。)
保険内容によっては大きく節約できるので、管理会社に言われるがまま加入してしまっている火災保険であればいちど見直して
必要であれば解約して他社の保険に加入することを検討されてみてはいかがでしょうか?
ここまで読んで下さってありがとうございました。