こんにちはaricoです。
先日ダイソーで売っていた水性ニスを購入したので、色見本を作ってみました。
「DIYしたいけど塗料って何を買えば良いかわからない」というような質問を頂くこともあり
私自身100均の塗料はあまり使ったことがなかったのでどの程度のものなのか色見本を作って知っておきたいと思いました。
この記事では
に関してご紹介しています。
同じく100均のセリアで販売されている塗料に関してはこちらの記事でご紹介しています。
ダイソーの水性ニスに関してご紹介する前に、塗料の選び方に関して少しお話しようと思います。
塗料の選び方塗料の選び方
塗料ってホームセンターや100均にまでいろんな種類のものが販売されていますよね。
棚一面に積み上げられている塗料を前にすると、いったいどれを使えばよいのか?? 途方に暮れそうな気持になってしまいませんか?
私も深い専門知識があるわけではないのですが、塗料を選ぶ考え方を知っておけば選択肢が狭まって選びやすくなりますよ。
そもそも塗料を塗る目的は「美観」と「木材の保護」が目的です。
屋外で使用するもであれば木材の保護を考える必要がありますが、屋内で使用するものであれば美観が重視されるのではないでしょうか?
美観を重視する場合は、どんな仕上がりにしたいか?をイメージしましょう。
①木目を活かした仕上がりにするのか?
②木目を消して色を付けるのか?
上記2つの仕上がりをイメージして自分はどちらにしたいのかをまず考えると塗料を選びやすいです。
木目を活かしたいなら
木目を活かす塗装がしたい場合は浸透型塗料を使いましょう。
浸透型塗料 | 塗膜を作らず木部に浸透する塗料で木の呼吸を妨げず、木の質感を残すことができます。ただ、傷や打痕には弱く塗り直しが必要とすることもあります。
例:オイルステイン ニス 柿渋 オスモカラー キシラデコール(木部保護塗料)ワトコオイルなど |
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ちなみに今回色見本を作った100均の水性ニスもこの浸透型塗料に含まれます。また、私が良く使うワトコオイルも浸透型塗料です。
木目を消して色を付けたいなら
寧ろ木目はしっかり消して色を楽しみたいという場合は、造膜型塗料を使いましょう。
造膜型塗料 | 塗膜を作る塗料で、木の質感は無くなりますが打痕や摩耗に強い仕上がりになります。
例:一般的な水性・油性のペンキ 漆 100均のミルクペイント ウレタンニスなど |
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油性・水性の違いは含まれている溶剤の違いで、水性の塗料であれば薄める時や使用した刷毛を洗う場合は水でOKですが、油性の場合はペイント薄め液を使用します。
水性塗料でも乾燥後は耐水性となるので安心して下さい。
ペンキの種類自体も非常に多いのですが、ミルクペイントは安全性が高く伸びが良く初心者でも扱いやすいです。
ミルクペイントも良いですが、私個人としてはコスパが良いアサヒペンの水生ビッグ10多用途(半ツヤ)か、水性ツヤ消し多用途ペイントマットカラーを使うことが多いです。
ダイソーの水性ニス / 色の比較や塗り方塗料の選び方
ダイソーで購入した浸透型塗料の水性ニスは4種類。ウォールナット・けやき・チーク・メープル
この4色を、SPF材(パイン材)集成材(ラジアタパイン材)セリアの板材(桐材)ダイソーの板材(桐材)の4種類の板に、2通りの塗装方法で塗装して色見本を作りました。
布に染み込ませて塗装
一つは不要になった衣類(着古したTシャツとか綿の肌着など)に染み込ませて塗装する方法。
この方法だと刷毛を使わないので後片付けが楽というメリットもあるのですが、布に染み込ませて塗装するので塗料の減りは早いです。
仕上がりも薄付きで、何度も繰り返し塗り重ねないとあまり濃い色味にはなりません。
これでも何度か繰り返し塗装したのですが、それでも薄付きで柔らかい印象の仕上がりになります。
けやきはめちゃくちゃ黄色味が強く、メープルは不自然にオレンジぽくて、この2本は単色ではちょっと使いにくい色味だと個人的に思いました。
ウォールナットとチークは使える色だと思いますが、やはり布を使った塗装方法では白けた感じになりますね。
刷毛で塗装
もう一方は刷毛で塗装しました。
刷毛で塗装する場合は事前に抜け毛をしっかり取り除いておく必要があります。ダイソーの刷毛を使用していますが、最初に毛先を引っ張るとめちゃ抜けました。
刷毛での塗装は布での塗装に比べて一目瞭然、色が濃く出ますね。
ただ、刷毛の場合はマスキングをしてても塗料が染み出してしまい、なんだか汚い色見本になってしまいました。
塗り方は違いますがやはり、けやきはめちゃくちゃ黄色味が強く、メープルは不自然にオレンジぽくて個人的にはとても使いにくい色味でした。
セリアで販売されている水性ニスと比較した記事はこちら↓
ダイソー水性ニス / 乳白色を重ねた色見本
ダイソーに売っている乳白色(半透明)の水性ニスを重ねてみました。
容器には乳白色(半透明)とありますが、私の感覚からすると透明と言って良いんじゃない?という仕上がりです。
布で塗装したもの
布で塗装して少し薄めに仕上がったそれぞれの板に水性ニスの乳白色(半透明)を塗装した色見本がこちらです。
中央の点線から左側の部分に水性ニスの乳白色(半透明)を繰り返し重ねて塗装しています。
繰り返し塗装しても厚塗りにならず少しツヤが出る感じで、遠目からだとその違いはあまりわからないくらいの仕上がりです。
刷毛で塗装したもの
こちらは刷毛で塗装して濃いめに仕上がったそれぞれの板に水性ニスの乳白色(半透明)を刷毛で塗装した色見本です。
先程と同じように、中央の点線から左側の部分に水性ニスの乳白色(半透明)を繰り返し重ねて塗装しています。
こちらも繰り返し塗装しても厚塗りにならずツヤが出ていますが、間近で見ないとわからないくらいの仕上がりです。
塗らないよりも塗るほうがツヤは出ますが木の表面を保護するほどの塗膜は作りません。
すごく薄付きなので、使いやすいという印象でした。
何に塗装するかにもよりますが、私個人としてはこの水性ニス乳白色は使わないかな…と思いました。
ダイソー水性ニス / 混ぜた場合の色見本
4色の水性ニス、特に個人的に「けやき」と「メープル」は使いにくい色味に感だったので、重ねることで使いやすい色味にならないか試してみました。
こちらは布に染み込ませて塗装する方法、最初に一色塗って乾いてから別の色を同じように塗り重ねています。
下記の画像で言うと、チークを塗って乾いてからウォールナットを塗っています。
こちらは刷毛で塗り重ねています。使っている色は同じです。
単色では使いにくそうに感じた「けやき」と「メープル」ですが2色使うことで
ナチュラルインテリアや北欧系のインテリアに似合う良い感じの色味になったと思いませんか?
ダイソー水性ニス / おすすめの使い方
ダイソーの水性ニス4色の色比較を行ってきましたが、私の個人的にオススメは
・ダイソーの水性ニスは2色使いしよう!
・補修材料として常備!
です。
比較的使いやすいウォールナットやチークも単色で使用するよりも、ベースの色を塗ってから重ねる方が高級感のある仕上がりになるなぁと感じました。
色を重ねる場合は、薄い色 → 濃い色の順に重ねて下さいね。また、水性ニス乳白色に関しては、お好みで使えば良いかと思います。
個人的には、「けやき+ウォールナット」の色合いはテイストを選ばず万人受けする色味なんじゃないかと思いました。(先程の色見本画像を参考に♪)
その他の使い方としては、既に使っている無垢の家具や無垢の雑貨等をお持ちであれば、メンテナンスも兼ねてこのダイソーの水性ニスを塗るのもアリかと思います。
我が家にはDIYした家具が多数あり、昔の作った家具などは随分と塗装が色褪せてしまっているものもあるんですよね。
それを再度同じ塗料で塗装するとなると、隅から隅まできちんと塗装しないと色がおかしなことになってしまうし
何より当時使った塗料が高いのでまた購入するのが億劫になるんですよね。(笑)
大掛かりに塗り直す程ではない色褪せであれば、このダイソーの水性ニスから似た色を選んで布に染み込ませる方法でサーッと塗り込むと薄付きなので違和感なく誤魔化せますよ。
今回の色見本を作った後、試しにリメイクした桐たんすの表面をサーッと塗ったのですが、十分でしたね。^^
なので、お手軽な補修材料として常備しておくにはとても便利だと思いました。100均の塗料も侮れませんね、ぜひいろんな使い方をお試し下さい♪
ここまでご覧頂きありがとうございました。^^
セリアで販売されている塗料とダイソーの塗料と中身は同じなの?と疑問の方はこちらの記事も参考にして下さい。